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新製品キャスコ 9/9 STRAP PUTTER トルクレスの発売日とスペック10月16日発売の Type-TL を、従来の4タイプ・ゼロトルク3本と公式の数字で並べた
更新:2026年11月3日広告を含みます
パターで左右に外すのが気になる人は、買う前に確かめることがあります。Type-TL が合うかどうかを、順に見ていきます。
キャスコの 9/9 STRAP PUTTER トルクレス(Type-TL)は、2026年10月16日(金)発売。1本57,200円(税込)です。
名前を見て、引っかかりました。ゼロトルクとは書いていない。トルクレスです。
公式の説明を読むと、言葉を選んだ理由が見えてきます。重心をシャフトの線の上に置いたうえで、ヒール側にわざと重さを残してある。ねじれを消し切らないパターでした。
平均72・ベスト68、ふだんクラブの作りばかり調べているギアオタクとして、従来の STRAP PUTTER 4タイプと、ほかのゼロトルク3本に公式の数字だけで並べました。
633g・36インチの重さで、短いパットを左右に外す人に合う1本です。
店で構えてみて:Type-TL は、2026年10月20日ごろ(発売日の10月16日より後)に、地元のゴルフショップの店で構えただけです。球は打っていません。36インチの長さは目線が高く、633gの重さは手に重みが残り、ヘッドが動きにくいことも手に伝わりました。従来の4タイプは見ただけで、どれも買っていません。困ったのは、球を打てず、転がりがわからないことです。比べる材料に、同じ店の練習グリーン(室温20℃)で、パターで1.5メートルを20回打つと、11回入りました(右5回、左3回、ショート1回)。Type-TL の数字ではありません。
ギアオタクの本命
34インチだと手首で打ってしまう人のゼロトルクは、この Type-TL。 ゼロトルクが消すのは、ヘッドが勝手に回る力だけです。手首がこねる動きは、ヘッドの作りでは止まりません。
Type-TL は36インチで633g。長くて重いパターは、手先では動かしにくい。ねじれを抑える作りと、手で動かしにくい長さと重さ。その2つを1本に入れて57,200円です。
33・34インチで構えが決まっている人には、私はゼロトルクパターの記事で本命にした Spider ZT MAX のままをすすめます。
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キャスコ 9/9 STRAP PUTTER(従来の4タイプ)
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この記事の内容
結論
先に、外れ方で足切りしてください。
1.5mを外すとき、ショートかオーバーが多い人。その人は強さが合っていないので、トルクレスに替えても変わりません。見送りです。
すでに従来の STRAP PUTTER を使っていて、左右の外れが気にならない人も、買い替えなくていい。差は23gとロフト1度、そしてシャフトの挿し方だけです。
もう1つ。36インチは、ふつうの34インチより2インチ長い。5cmほどです。キャディバッグのパター用の筒や、いまのヘッドカバーに収まるかは、先に見ておいたほうがいい。
Type-TL は1種類。36インチ・633g・ロフト3.5度
キャスコ公式のスペックです。ヘッドの形は1つだけで、色がブロンズとメタルグレーの2つあります。
| 項目 | 9/9 STRAP PUTTER トルクレス(Type-TL) |
|---|---|
| 発売日 | 2026年10月16日(金) |
| 価格 | 57,200円(税込・税抜52,000円) |
| 長さ | 36インチ |
| ロフト角/ライ角 | 3.5度/70度 |
| クラブの重さ | 633g |
| シャフト | N.S.PRO PUTTER 160(切ったあと151g) |
| グリップ | 中尺用オリジナル 80g |
| ヘッドの素材 | ボディ SUS431(ステンレス)/フェース ジュラルミン |
| フェースの高さ | 29.5mm |
| 色・製造 | ブロンズ、メタルグレー・日本製 |
ヘッドだけの重さは?
公表なし。
フェースの高さ29.5mmは、一般的なパターより約5mm高い、とキャスコは説明しています。打点が上下にずれても転がりが変わりにくいように、という狙いです。
フェースには厚いジュラルミン(アルミの合金)がはめてあります。
公式オンラインショップでは、10月14日の注文分まで予約の特典が付きます。同社の KIRA LINE とマーカーです。パター選びの決め手にするものではないので、ここでは触れるだけにします。
従来の4タイプより23g重く、ロフトは1度多い
9/9 STRAP PUTTER は、2026年3月13日に4タイプが出ています。シャフトがヘッドの真ん中に挿さるセンターが2つ、ヒール寄りが2つ。そこに5つ目として加わるのが Type-TL です。
| 項目 | トルクレス(Type-TL) | センター(Type-MC・HC) | ヒール(Type-MH・HH) |
|---|---|---|---|
| 価格(税込) | 57,200円 | 55,000円 | 55,000円 |
| クラブの重さ | 633g | 610g | 610g |
| ロフト角 | 3.5度 | 2.5度 | 2.5度 |
| ライ角 | 70度 | 71度 | 70度 |
| シャフト(切ったあと) | 151g | 146g | 146g |
| 長さ・グリップ | 36インチ・80g | 36インチ・80g | 36インチ・80g |
値段の差は2,200円で、重さは23g増えて、ロフトは1度寝ました(差はどれも筆者の計算)。長さとグリップは同じです。
この23g、どこに乗ったのか。
シャフトは同じ銘柄で、切ったあとの重さが5g増えただけ。グリップは同じ80gです。
クラブの重さからシャフトとグリップを引くと、従来型は384g、Type-TL は402g残ります(筆者の計算。接着剤や口金の重さは無視しています。実際のヘッドはこれより少し軽いはずです)。
つまり増えた23gのうち、18gほどはヘッド側です。
キャスコは従来型について、約610gで一般的なモデルの約1.25倍の慣性モーメント(動かしにくさ・止めにくさ)になる、と説明していました。Type-TL はそこからさらに重くした形です。
633gでの倍率は公表されていません。
ロフトが1度増えた理由も、公式には書かれていません。
ただ、テーラーメイドも Spider ZT の2.5度から、ZT MAX で3.5度に増やしています。シャフトの挿す位置を重心に寄せたモデルで、同じ向きの変更が続いています。
転がりへの影響は、発売後に第三者の計測が出てから書き足します。
「ゼロ」と書かずにトルクレス。ヒールに重さを残している
パターを引くと、手はグリップを動かし、ヘッドはその場に残ろうとします。重心がシャフトの線から外れていると、この力がてこになってヘッドを回す。ゼロトルクは、重心をシャフトの線の上に置いて、てこの長さを0に近づける作りです。
キャスコの説明は、2段になっています。
- 重心をシャフトの中心線の上に置く。ストローク中のヘッドの回転を抑える。
- ヒール側に適度な重さを置く。トルクを抑えながら、ヘッドを感じて打てるようにする。
1つ目はほかのゼロトルクと同じ。
面白いのは2つ目。
ねじれを0にしたいなら、ヒールに重さを足す理由はありません。それでも足した。
完全に釣り合わせるより、ヘッドの重みが手に伝わるほうを取った、と私は読みました。キャスコが公式ページで「ゼロ」と一度も書いていないのも、そのためだと思います。書いてあるのは「ヘッド回転を抑制」「トルクを抑えながら」です。
だから、L.A.B. Golf のように釣り合いを突き詰めたパターと同じものを期待すると、たぶん違います。
どのくらい残してあるのか。数字は公表されていません。発売後、店でシャフトを指に乗せてヘッドの向きを見れば分かります。やり方はゼロトルクパターの記事の「指1本で確かめる」に書きました。
ゼロトルク3本と並べると、長さと重さが飛び抜けている
国内で買える主なゼロトルクと並べます。重さは、メーカーが出している形のまま載せました。ヘッドの重さとクラブ全体の重さは別の数字なので、横には比べられません。
| モデル | 価格(税込) | 長さ | 公表されている重さ | ロフト/ライ角 |
|---|---|---|---|---|
| キャスコ STRAP PUTTER トルクレス | 57,200円 | 36インチ | クラブ全体 633g | 3.5度/70度 |
| オデッセイ Ai-DUAL Square 2 Square #7 | 60,500円 | 33・34インチ | 公表なし | 5.0度/72.0度 |
| テーラーメイド Spider ZT MAX | 69,300円 | 33・34インチ | ヘッド 379g | 3.5度/70度 |
| L.A.B. Golf DF3i | 129,800円 | 33・34・35インチ | クラブ全体 540g±10g(34インチ) | 実効3度/69度 |
クラブ全体の重さで比べられるのは、DF3i だけです。633gと540g。Type-TL のほうが約93g重い(筆者の計算。長さが2インチ違う点に注意)。
安い。そして長い。値段は4本のいちばん下で、長さはいちばん上です。
長さは、振り子として効きます。同じ重さのヘッドでも、34インチから36インチに伸ばすと、手元を支点にした動かしにくさは約12%増えます(筆者の計算。ヘッドを1点と見て、長さの2乗で比べた単純な式です)。
そこへヘッド側の重さも足してある。手先でひょいと動かせるパターではなくなります。
弱点もあります。動かしにくいパターは、止めにくい。下りの速いラインで、ほんの少しだけ触りたい。そういう場面は、軽いパターより気を使うはずです。
長さはふつうの33・34インチのままで、ねじれだけ抑えたい。そういう人には、10月8日に日本の公式サイトに載ったPXG Torpedo ZT(81,400円・ヘッド370g)も候補になります。
店で構えてわかったこと
Type-TL は、2026年10月20日ごろ(発売日の10月16日より後)に、地元のゴルフショップの店で構えただけです。球は打っていません。
36インチの長さは目線が高く、633gの重さは手に重みが残りました。ヘッドが動きにくいことも、手に伝わりました。
この記事で私が確かめたのは、この「重さ」の1点だけです。転がりや、ロフト3.5度の効果は、球を打っていないのでわかりません。
従来の4タイプは店で見ただけで、買ってはいません。迷ったのは重さと長さで、決め手は重さでした。
比べる材料として、同じ店の練習グリーンで、パターを使い、1.5メートルを20回打ちました。ひとりで、室温20℃です。11回入り、外した9回は右5回、左3回、ショート1回でした。
Type-TL の転がりは見ていないので、この数字はパターのものです。左右に外す人には、すすめられる1本だと考えています。
9/9 STRAP PUTTER トルクレス を買える店
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買う前に、1.5mを20回。左右に外す人ほど合う

道具の前に、自分の外し方を数えます。練習グリーンの平らな所で、1.5mを20回。外れたら「右」「左」「ショート」「オーバー」に正の字を付けるだけです。
- 右か左に偏る。外れの半分以上が同じ側なら、打ち出しの向きがずれています。ねじれを抑えるパターが効く余地があるのは、この形です。
- ショートとオーバーが多い。向きは合っています。足りないのは強さの感覚のほうなので、ねじれを抑えるパターに替えても、外れ方は変わらないはずです。
- 毎回ばらばら。構えか動きです。パターを替える前に、見てもらったほうが早い。
1に当てはまった人は、次に長さです。
36インチが合うかどうか。これは、いまのパターでは確かめられません。店で構える。それだけです。キャスコは握り方を4つ挙げています。
両手を離して握る、グリップの端まで長く持つ、余らせて短く持つ、左右の手を逆にする。どれかで肩から動かせる感じが出るか、です。
ルールの話を1つだけ。
キャスコは「体とクラブを固定したような安定」と書いていますが、本当に固定するのは違反です。ゴルフ規則10.1bは、クラブや握っている手を体に押し当てて固定するストロークを禁じています。
前腕を体に付けて支点にするのも同じ。服や体に触れているだけなら違反になりません。
36インチは、お腹や胸に当てて使う長さではありません。腕と一緒に振る長さです。
グリップの太さで手首の動きを抑える方法もあります。数千円で済む。先にそちらを試すなら、ショートパットとグリップの太さへ。
従来の4タイプと、どれを選ぶか
Type-TL(トルクレス)。左右に外す人の1本
STRAP PUTTER の5本の中で、私が選ぶなら Type-TL です。2,200円の差で、ねじれを抑える作りと23gの重さが付く。差額に対して変わる中身が大きい。
こんな人にピッタリ
- 1.5mの外れが、右か左のどちらかに偏る
- 34インチだと手首で合わせにいってしまう
- ゼロトルクを試したいが、10万円前後は出せない
Type-MC・HC(センター)と Type-MH・HH(ヒール)。形と挿し方で選びたい人
従来の4タイプは610gで、ロフト2.5度。ヘッドはマレットとホーンの2つから選べます。
センターとヒールのどちらが合うかは、構えたときの見え方しだいです。数字では決まりません。店で構えて決めるところです。
こんな人にピッタリ
- フェースを少し開いて閉じる、いまの打ち方を変えたくない
- マレットかホーンか、形を選びたい
トルクレスはどんな人に合う?
いちばん合うのは、1.5mの外れが右か左に偏る人です。打ち出しの向きをそろえる作りが、そのまま効きます。
外れがショートやオーバーに多い人や、いまの STRAP PUTTER でよく入っている人は、グリップや距離の練習から先に見る選び方もあります。
お金のかからない順に並べると、こうなります。外れ方を数える(0円)。店で36インチを構える(0円)。グリップの太さを替える(数千円)。それでも左右に外すなら、Type-TL。
10月16日に発売されました。
第三者の計測が出たら、633gでの動かしにくさやロフト3.5度の転がりがどうだったかも含めて、この記事に答え合わせを書き足します。
2026年のほかの新作と並べたい人は最新パター 2026へ。順位で見たいならパターのおすすめランキング2026に、3本の理由を書いています。
あなたの1.5m、外れるのは左右ですか。それとも強さですか。
更新履歴
この記事の書き手と出典
書いたのは、平均スコア72・年間150ラウンドのゴルフガチ勢で、ギアを研究するギアオタクです。
数字は下の出典で2026年10月7日に読み直しました。更新日は2026年11月3日です。
よくある質問
9/9 STRAP PUTTER トルクレスの発売日と価格は?
2026年10月16日(金)発売、1本57,200円(税込・税抜52,000円)です。色はブロンズとメタルグレーの2つ(2026年10月7日、キャスコ公式で確認)。
従来の 9/9 STRAP PUTTER との違いは何ですか?
シャフトの挿し方(重心をシャフトの中心線上に置いたトルクレス設計)、クラブの重さ(633gと610g)、ロフト角(3.5度と2.5度)、価格(57,200円と55,000円)が違います。
長さ36インチ、シャフトの銘柄、グリップ80g、フェースの高さ29.5mmは同じです。
トルクレスは、ゼロトルクパターと同じものですか?
重心をシャフトの線の上に置く考え方は同じです。ただしキャスコは、ヒール側に適度な重さを置いてヘッドを感じられるようにした、と説明しています。公式ページに「ゼロ」という表記は無く、「ヘッド回転を抑制」と書かれています。
36インチのパターはルール違反になりませんか?
長さそのものは問題ありません。禁じられているのは、クラブや握っている手を体に固定して打つこと(ゴルフ規則10.1b)です。体に押し当てずに、腕と一緒に振って使います。
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この記事の情報源
- キャスコ公式プレスリリース:ブレないストロークはパターで決まる「9/9 STRAP PUTTERトルクレス」(2026年9月16日)
- キャスコ公式:9/9 STRAP PUTTERトルクレス 製品ページ(スペック表)
- キャスコ公式:9/9 STRAP PUTTER 製品ページ(従来の4タイプ)
- キャスコ公式:9/9 STRAPパター 特設ページ(握り方・フェースの高さ)
- R&A ゴルフ規則 規則10.1b:クラブをアンカリング(固定)すること
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