ギアオタクの本命シャフト「本命」と呼ぶ条件を先に公開し、2026年9月時点で条件を満たした4本を認定する
更新:2026年11月3日広告を含みます
5つの条件をすべて満たした本命のシャフトは、SPEEDER NX WHITE・TOUR AD VF・TENSEI 1K Pro Orange RIP+・26 VENTUS TR の4本です。本命と呼ぶ条件は、先に全部公開します。
判定の根拠は、メーカー公式のスペック表です。ギアオタクの目で、重さ・トルク・手元の太さを読んで決めました。だから条件は5つとも、あなたが公式サイトを開けば同じように確かめられます。
検算できない「本命」は、私が書きたくないからです。
振ってみて:26 VENTUS TR の RED(60g台・S)を、QUANTUM に付いていた物として、2026年10月から約3週間、パブリックコースで友人2人と4ラウンド使いました。ヘッドスピードは46m/sです。10番ミドルで芯に当たり、キャリー251ヤードになりました。困ったのは右OBが1回出たことで、ティーを低くして対処しました。SPEEDER NX WHITE(50g台のS)は、2026年9月に都内のインドアゴルフの TrackMan で約10球打ち、キャリーは245ヤードでした。TOUR AD VF は触っただけ、TENSEI 1K Pro Orange RIP+ は見ただけです。
迷ったらまずこれ
フジクラ SPEEDER NX WHITE(49,500円) 40・50・60・70の4段階がすべて同じ設計で、46.0gから74.0gまで重さだけを動かせます。4本の中でいちばん「合わせ直し」が効くシャフトです。
この商品を買える店
広告 リンク先は各店の商品ページです(「〜で探す」は検索結果)。値段・送料・在庫と、ロフト・シャフト・本数などの仕様は店ごとに違います。買う前に商品ページで確かめてください。
この記事の内容
結論
本命の条件は5つ。重さが3段階以上そろっている、公式表にフレックスごとの重さ・トルク・手元の太さが載っている、同じ重さ帯でフレックスを変えたとき何が変わるかがはっきりしている、価格が公式に明記されている、誰向けかが数字で分かる。
2026年9月16日時点で5つを満たしたのは、SPEEDER NX WHITE、TOUR AD VF、TENSEI 1K Pro Orange RIP+、26 VENTUS TR の4本です。
三菱ケミカル Diamana GT は、重さの段階では4本より上でしたが、製品ページに今の価格が載っていないので、今回は認定を見送りました。
本命と認める条件は、この5つ
シャフトは、同じ名前でも重さ・硬さ・調子の組み合わせで別物になります。だから私は「このモデルが良い」とは言いません。自分に合う1本へ、数字でたどり着けるモデルかを見ます。
- 重さが3段階以上、同じ設計でそろっている。合わなかったとき、性格を変えずに重さだけ動かせるからです。
- 公式表に、フレックスごとの重さ・トルク・手元の太さ(バット径)が載っている。自分のスイングに合う重さと硬さを選び分けられるので、買ってから「重すぎた」「頼りない」と外しにくくなるはずです。
- 同じ重さ帯でフレックスを変えたとき、何が変わるかがはっきりしている。R から S にして重くなるのか、ねじれにくくなるのかが分かるので、球のつかまりや曲がり方の悩みに合わせて選べます。
- 価格が公式に明記されている。比べる材料がそろわないものは、すすめられません。
- 誰向けかが、数字で分かる。R の有無、重さの下限、調子の表記で、対象の人がはっきりしていること。
逆に、ここに「飛ぶ」「つかまる」は入れていません。ヘッドとスイングで結果が変わる話を、シャフトの条件にはできないからです。硬さの記号 S・R に共通の基準がない話はシャフトの硬さ S と R の違いに書きました。
条件を満たした4本(公式スペック表の値)
| シャフト | 重さの段階 | 重さの幅 | フレックス | トルク | 調子 | 価格(税込) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| フジクラ SPEEDER NX WHITE | 4段階(40〜70) | 46.0〜74.0g | R2・R・SR・S・X | 5.4〜2.9度 | 先中 | 49,500円 |
| グラファイトデザイン TOUR AD VF | 4段階(VF-4〜7) | 46〜77g | R2・R1・SR・S・X・TX | 5.6〜3.0度 | 中元 | 49,500円 |
| 三菱ケミカル TENSEI 1K Pro Orange RIP+ | 4段階(50〜80) | 51〜88.5g | R・S・X・TX | 4.9〜2.8度 | 中元(MID-HIGH) | 55,000円 |
| フジクラ 26 VENTUS TR(BLUE・RED・BLACK) | 3〜4段階(色で異なる) | 60.5〜87.5g | R・S・X(色で異なる) | 3.6〜2.6度 | BLUE 中元/RED 先中/BLACK 元 | 55,000円 |
本命1 SPEEDER NX WHITE:重さだけを動かせる、いちばん素直な1本
4本の中で、私がまず人に渡すならこれです。理由は単純で、合わなかったときの逃げ道がいちばん多いから。
40番台から70番台まで、トルクは5.4度、4.7度、3.7度、2.9度と、重くなるほど素直に小さくなります。50番台の中では R が51.5g、S が54.5g、X が56.0g。
手元の太さは R 15.20mm から X 15.35mm まで0.05mm刻みです。フレックスを1つ上げると何が起きるのか、表を見ればそのまま分かります。
弱点もはっきりしています。R があるのは40番台と50番台だけで、60番台は SR から、70番台は S からです。60g台を R で使いたい人には、このモデルは選べません。また先中調子なので、球が高すぎて困っている人には向きません。
こんな人にピッタリ
- いまのシャフトの重さから、±10gで合わせ直したい
- 球が上がりにくく、つかまりも少し欲しい
- 最初のカスタムシャフトで、失敗の幅を小さくしたい
- 50g台で R・SR・S を比べてみたい
本命2 TOUR AD VF:フレックスを変えても、ねじれ方が変わらない
TOUR AD VF の表でいちばん好きなのは、同じ重さ帯の中でトルクが全フレックス共通なところです。VF-5 なら R2 も S も X も4.3度、VF-6 なら SR から TX まで3.3度。
つまり硬さを上げても、ねじれ方は同じ。「S にしたら急につかまらなくなった」という変化が起きにくい作りです。フレックスで迷う人ほど、この性質はありがたいと思います。
重さは VF-4 の46gから VF-7 の77gまで4段階。日本製で、公式表にはチップ側の平行部の長さまで載っています。
弱点は調子です。全モデル中元調子なので、球が上がりにくい人が軽いモデルを選んでも、上がりやすさを期待するシャフトではありません。また VF-4 は S までで、X がありません。
こんな人にピッタリ
- フレックスを変えても、方向性は変えたくない
- 中元調子の手元寄りのしなりが好き
- 70g台(VF-7 S 74g)まで重さを上げる可能性がある
- 日本製にこだわりたい
本命3 TENSEI 1K Pro Orange RIP+:重さの幅が4本でいちばん広い
51gから88.5gまで。重さの幅は4本の中で最大で、50番台と60番台には R もあります。軽いほうでも重いほうでも、同じ設計の中で探せるのが強みです。
三菱ケミカルは、先端のねじれを抑える「RIP+テクノロジー」と、手元を重くしたカウンターバランス設計で、軽い振り心地を狙ったと説明しています。
前作 TENSEI Pro Orange 1K と60S同士で比べると、69g・トルク3.0度から、64g・3.6度へ。軽く、少しねじれやすくなりました。
弱点は、手元が重い設計そのものです。同じ長さ・同じヘッドで組むと、振ったときにヘッドの重さを感じにくくなります。ヘッドの効きがほしい人には、組むときに調整が要ります。
前作を気に入っている人が同じつもりで買うのも、おすすめしません。数字の上では別物です。
こんな人にピッタリ
- R から TX まで、同じ設計で選びたい
- 80g台の重いシャフトも候補に入れたい
- 手元が重く、軽く振り抜ける感覚が好き
- 前作のオレンジが重い・硬いと感じた
本命4 26 VENTUS TR:同じ重さのまま、調子だけを3種類から選べる
26 VENTUS TR は1本のモデルではなく、BLUE(中元)・RED(先中)・BLACK(元)の3色です。そして5番手は約61g、6番手は69.5g、7番手は79.5gと、色が違っても重さがほぼそろっています。
これが合わせるときに便利です。重さを決めたあと、しなる位置だけを入れ替えて比べられる。4本の中で「調子を選ぶ」ことに向いているのは、このシリーズだけです。
BLACK は S と X で重さが同じで、変わるのはトルクだけ。硬さを上げても重くならない作りです。
弱点は下限です。いちばん軽くても60.5g(RED 5 の R)で、50g台はありません。そして BLACK には R がありません。ヘッドスピードが40m/sに届かない人に、この色はすすめません。
こんな人にピッタリ
- 重さは決まっていて、しなる位置を比べたい
- 60〜80g台を使う
- 球の高さを調子で調整したい(RED で上げる、BLACK で抑える)
- 硬さを上げても重さは変えたくない(BLACK)
なぜこの順番なのか
4本はどれも条件を満たしています。そのうえで、合わなかったときに合わせ直せる手段の多さで、順番を付けました。売れている順ではありません。
| 順位 | モデル | この順位にした理由 |
|---|---|---|
| 本命1 | フジクラ SPEEDER NX WHITE | 重さは40番台から70番台の4段階。重くなるほどトルクが5.4度から2.9度へ素直に小さくなり、手元の太さも0.05mm刻み。合わなかったときの逃げ道がいちばん多い。価格も49,500円です。 |
| 本命2 | グラファイトデザイン TOUR AD VF | 同じ重さ帯でトルクが全フレックス共通。硬さを変えても、ねじれ方が変わりません。本命1に届かない理由は、全モデルが中元調子で、球の上がりやすさを足す手段が無いこと。 |
| 本命3 | 三菱ケミカル TENSEI 1K Pro Orange RIP+ | 重さの幅は51gから88.5gで、4本の中で最大。3番目にした理由は、手元が重い設計で、組むときに調整が要ること。価格も55,000円で、上の2本より5,500円高い。 |
| 本命4 | フジクラ 26 VENTUS TR | 同じ重さのまま調子を3種類から選べるのは、このシリーズだけ。4番目にした理由は、50g台が無く、BLACK に R が無いこと。合う人の幅が、4本の中でいちばん狭い。 |
観点が変われば、順位も変わります。自分がどの観点を先に見るかで、読み替えてください。
4本の商品画像
楽天市場/広告SPEEDER NX WHITE
楽天市場/広告TOUR AD VF
楽天市場/広告TENSEI 1K Pro Orange RIP+
楽天市場/広告26 VENTUS TR BLACK
商品画像:楽天市場(広告)。画像を押すと楽天市場の販売ページに移ります。
本命にしなかったシャフトと、その理由
三菱ケミカル Diamana GT:重さの段階は最多。でも製品ページに今の価格が載っていない
重さは40番台から80番台まで5段階、46gから85.5gまで。段階の数だけなら、今回認定した4本のどれよりも多いシャフトです。
50番台は R も SR も S も56.5gで、重さを変えずに硬さだけを選べる、面白い作りでもあります。
それでも見送ったのは、2026年9月16日の三菱ケミカル公式サイトの製品ページに、今の価格が載っていなかったからです。
2022年の発売時のリリース(2022年7月4日)では、税込44,000円でした。条件4つ目に届きませんでした。性能の良し悪しで落としたわけではありません。
製品ページに今の価格が載ったら、同じ条件でもう一度判定します。
このリストは、条件を変えずに更新します
新しいシャフトが出たら、同じ5つの条件で判定して追記します。条件のほうを動かして、好きなシャフトを滑り込ませることはしません。
もう一つ正直に書いておくと、ここで認定したのは「数字で合わせにいける」シャフトです。
あなたに合うかどうかは、最後はヘッドとスイングで決まります。本命4本のどれかを選んだら、いまのクラブと重さを比べ、ショップで振動数(1分あたりの揺れの回数)を測ってもらってください。
数字がそろえば、試打の1球目から比べる意味が出てきます。
2026年に出たシャフトの一覧は最新シャフト 2026、55,000円の2本の詳しい比較はTENSEI RIP+ と 26 VENTUS TR BLACK の違いにまとめています。
振った VENTUS TR と NX WHITE のこと
TR RED は60g台の S で、キャリー251ヤードと、NX WHITE のインドアの245ヤードとの差は6ヤードです(計算)。コースとインドアの条件が違うので、参考までの数字です。
NX WHITE は、軽くて振り抜きが良かったです。困ったのは、切り返しで少し頼りなかったことで、当たりがばらけました。硬さを上げて対処しました。
迷ったのは重さと硬さで、決め手はヘッドスピード46m/sに合う重さでした。買ってはいないので、工房の費用は0円です。もう一度選ぶなら TR RED で、ヘッドスピード46前後の人にすすめます。
この記事のうち、私が確かめたのは「振り抜きがよい」の1点だけです。
この記事の書き手と出典
書いたのは、平均スコア72・年間150ラウンドのゴルフガチ勢で、ギアを研究するギアオタクです。
数字は下の出典で2026年9月16日に読み直しました。更新日は2026年11月3日です。
よくある質問
「ギアオタクの本命」は、何を根拠に選んでいますか?
メーカー公式のスペック表を、ギアオタクの目で読んで決めています。条件は5つとも、公式のスペック表で見比べられるものだけにしました。合うかどうかは、最後はヘッドとスイングで決まります。
4本の中で、初めてのカスタムシャフトに向くのはどれですか?
SPEEDER NX WHITE です。40〜70番台の4段階が同じ設計で、R2から X まであり、重さだけを動かして合わせ直せます。ただし60g台を R で使いたい場合は、このモデルに設定がありません。
Diamana GT はおすすめしないということですか?
性能で落としたわけではありません。重さの段階は5つで最多です。2026年9月16日の製品ページに今の価格が載っておらず、条件の1つに届かなかったので見送りました。
2022年の発売時は44,000円でした。今の価格が載ったら、もう一度判定します。
本命の条件は今後変わりますか?
条件は変えずに、新しく出たシャフトを同じ5つの条件で判定して追記していきます。
選ぶならこのページ
あわせて読みたい
【2026年11月最新版】オートフレックスの違い|4シリーズと合う人
TENSEI RIP+ と 26 VENTUS TR BLACK の違い
この記事の情報源
- フジクラ公式:SPEEDER NX WHITE スペック
- フジクラ公式:26 VENTUS TR(BLUE・RED・BLACK)
- グラファイトデザイン公式:TOUR AD VF スペック
- 三菱ケミカル公式:TENSEI™ 1K Pro Orange RIP⁺
- 三菱ケミカル公式:TENSEI™ Pro Orange 1K(前作)
- 三菱ケミカル公式:Diamana™ GT
次に読む
- 同じ種類で、よく読まれているのはこちら。アイアンのシャフトで、打ち出しを低く、スピンを多くできるか
- 同じ種類の人気の記事なら、こちらも。ドライバーシャフトのおすすめランキング 2026
- 続けて、同じ種類でよく読まれている記事も。ボイスキャディのオートピン(APL)は、どの機種で、どのコースで使えるか