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ミズノ JPX ONE ドライバー レビューJPX ONE と JPX ONE SELECT を、作りと数字で採点

更新:2026年11月3日広告を含みます

平均スコア72・年間150ラウンドのゴルフガチ勢が、本気で採点しました。
JPX ONE の評価は5点中3.3点。
ミズノ史上いちばん飛ぶとうたうナノアロイのフェースで、スピンが少なめの人がやさしく飛ばすための一本です。ゴルフギアを研究しているオタクが、ヘッドの素材・構造・重さの配置と、公式スペック、第三者の計測・試打記事を突き合わせ、良いところと気になる点を数字で書きます。

試打室で打ってみて:JPX ONE(9度・標準シャフト)を、2026年10月に地元のインドアゴルフの TrackMan で15球打ちました。ひとりで、室温は22℃、マットの上です。ヘッドスピード46m/s、キャリー245ヤード、初速67.2m/s、スピン2,700回転、打ち出し13.0度、左右の曲がりは±16ヤードでした(画面の数字)。打った QUANTUM(キャリー251ヤード・スピン2,400回転)と比べると、スピンは約300回転多く、キャリーは6ヤード短い結果です。JPX ONE SELECT は店で見ただけで、打っていません。

ギアオタクの結論 総合 ★★★★★ 3.3 / 5

「スピンが少なめの人が、やさしく飛ばすための一本」。スピンが多めの人は、ロフトとシャフトで整えてから選ぶと持ち味が出ます。

買っていい人

  • スピン量が2,000rpm前後と少なめの人(ONE)
  • ヘッドスピード43m/s以上で、低スピンの強い球を打ちたい人(SELECT)
  • 構えたときの見た目を重視する人(構えやすさの評価が高い)

1分で読む JPX ONE の評価

鍛造チタンの上に、樹脂を0.4mm重ねたフェース。ミズノによると、ドライバーのフェースでは世界初です。こういう攻めた作りは、ギアオタクとして素直にわくわくします。ただし、人を選ぶ。

良い点

イマイチな点

ONE か SELECT か

迷ったら ONE です。SELECT を背伸びして選ぶのは勧めません。ウェイトは2機種とも固定で、交換できない点も先に知っておいてください。

数字はミズノ公式と、みんなのゴルフダイジェスト(松尾好員氏)・スポナビ・my caddie の値です。ただし、打った15球の数字は、画面から私が書き写しました。くわしい根拠は、この下に続きます。

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ミズノ JPX ONE ドライバー(SELECT を含む)

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ミズノ JPX ONE レビュー

見出し画像の商品画像:楽天市場(広告)|ミズノ JPX ONE

この記事の内容

  1. 結論:私ならこう選ぶ
  2. モデルの違いと選び方
  3. 新しい作りと、メーカーが説明する効果
  4. 6つの観点で採点
  5. ギアオタクの目で見る作り
  6. 気になる点
  7. それでも評価できる点
  8. 前作・ライバルとの数字の差
  9. JPX ONE と SELECT、どんな人に合う?
  10. JPX ONE を15球打った日のこと
  11. この記事の書き手と出典
  12. よくある質問

結論:私ならこう選ぶ

「スピンが少なめの人が、やさしく飛ばすための一本」。スピンが多めの人は、ロフトとシャフトで整えてから選ぶと持ち味が出ます。
弱点をひとつ挙げるなら「スピンが多く、飛距離が伸びきらない」です。

モデルの違いと選び方

2機種は体積が同じ460cm³なのに、SELECT のほうがヘッドが小さく見えるように作られています。
フェース技術・45.5インチ・92,400円も共通なので、差は見た目の大きさと、そこから来るやさしさです。ONE はロフトもシャフトも選べるやさしさ重視。
SELECT は操作性重視で、ロフトが9.0度だけなので、球の高さに自信がない人には選びにくいと私は見ています。

JPX ONE

460cm³・9/10.5度(各±2度)・ライ角59度・45.5インチ・約301〜310g・D2(TENSEI BLUE MM D の S/SR/R)・高弾道の RED、軽量の MFUSION も選べる・ウェイト固定・92,400円

向いている人

  • 高い初速に加えて、やさしさ(慣性モーメント=芯を外したときのぶれにくさ、広い高反発エリア)が欲しい人(公式の説明)
  • 10.5度が必要な人、R シャフトが必要な人
  • もともとスピン量が2,000rpm前後と少なめの人(みんなのゴルフダイジェスト 松尾好員氏の見立て)

JPX ONE SELECT

460cm³・9.0度のみ(±2度)・ライ角59度・45.5インチ・S 約310g/SR 約306g・D2(TENSEI BLUE MM D の S/SR)・ウェイト固定・92,400円

向いている人

  • 体積はそのままで小さく見えるヘッドで、操作性も欲しい人(公式の説明)
  • 自分で球を上げられるヘッドスピードの速い人(松尾好員氏はヘッドスピード48m/s程度と見立て)

スペックはメーカー公式の値です。どんな人に合うかは、メーカーの設計の考え方と数字、括弧内に名前を挙げた媒体の見立てをもとに、私が作りを読んで決めました。

新しい作りと、メーカーが説明する効果

NANOALLOY(ナノアロイ)フェース

作り:東レの特許技術による、衝撃を受けると柔らかくなる特殊な樹脂。ミズノが世界で初めてドライバーのフェースに使い、鍛造チタンのフェースの上に厚さ0.4mmで重ねた(特許出願中)。

メーカーの説明:チタンだけのフェースは中心だけが変形するが、NANOALLOY はフェース全体がたわむので、ボールの変形が小さくなりエネルギーのロスが小さい。
その結果「ミズノ史上最高のボール初速」になった、と説明しています(初速の数値は非公表)。

出典:ミズノ公式 JPX ONE 特設ページ/ミズノ ニュースリリース(2026-01-29)

新コアテック(CORTECH)フェース

作り:NANOALLOY に合わせて専用に設計し直した、土台の鍛造チタンフェース。

メーカーの説明:前作 ST-MAX と比べて最大約11%薄くし、打球速度を上げて、高い初速が出るエリアを広げた、と説明しています。

出典:ミズノ公式 JPX ONE 特設ページ・製品ページ

クイックスイッチ

作り:ロフト角とライ角を変えられる可変スリーブ(ロフトは±2度の範囲)。

メーカーの説明:スイングや好みの弾道に合わせてロフト角・ライ角を設定できます。ウェイトは固定式で交換できません。

出典:ミズノ公式 JPX ONE/JPX ONE SELECT 製品ページ

6つの観点で採点

観点採点理由(作りと数字から)
飛距離の設計★★★★★ 3.0初速は高いがスピンがやや多く伸びきらない(スポナビ オレンジマン)。海外試打で約3,200rpm
曲がりにくさ★★★★★ 4.0ONE の実測の慣性モーメント5,199g・cm²は標準(4,600〜4,799)より大きい。SELECT は4,664で標準並み
打感・打音★★★★★ 3.0「柔らかく食いつく」(スポナビ)と「やや硬く鈍い」(Golf Monthly)で割れる
操作性★★★★★ 3.0ONE は操作より直進性。SELECT は中立で曲がり幅が少ない
調整機能★★★★★ 3.0スリーブ(クイックスイッチ)で調整できる。ウェイトは固定式で、交換はできない
価格の納得感★★★★★ 3.592,400円(前作 ST-MAX 230 より11,000円高い)。通販で約2割引の例あり

採点は、公式スペック・構造と、情報源に挙げた第三者の計測・試打記事をもとに当サイトが付けたものです。

ギアオタクの目で見る作り

いちばんの特徴はフェース。鍛造チタンのフェースの上に、東レの特殊な樹脂素材 NANOALLOY を0.4mmの層として重ねています(ミズノ公式)。
ミズノの説明では、衝撃を受けた瞬間に柔らかくなる素材で、フェース全体をたわませてエネルギーのロスを減らす狙いです。

ギアオタクの目で気になるのは、ボールが当たる面に別の素材が一枚あることです。こうした作りは打感を柔らかく感じさせやすい反面、ボールとの摩擦の性格も変わります。
試打者の多くが「初速は高いのにスピンがやや多い」と書いているのは、この層が関係している可能性がある、と私は見ています(推測で、メーカーの説明ではありません)。
ユーザーの口コミには「フェースにティーの跡がつく」という声もあり、フェースの見た目を気にする人は知っておいたほうがいい点です。

ボディは Ti811 で、公式の素材表でカーボンと書かれているのはクラウンだけ。ウェイトは SUS304(ステンレス)で、みんなのゴルフダイジェストは「ソール後方にひとつ」と書いています。
数字で私が引っかかったのは低重心率です。実測の68.3%は標準(62.0〜63.9%)より高く、松尾好員氏は「高重心設計」と表現しています。
構えたときのやさしそうな印象だけで選ぶ人は、この数字を先に見ておいてください。

気になる点

1. スピンが多く、飛距離が伸びきらない

スポナビのオレンジマンさん(HS約45m/s)は「初速は高いがスピンがやや多い」と書き、海外の Golfalot は約3,200rpmを「多すぎる」と評価しました。
クラブ設計家の松尾好員氏も、普段3,000rpm以上の人が使うと吹き上がってランが出ないと指摘しています。
国内の試打、海外の計測、設計家の見立てと、立場の違う人が同じ方向を指しているので、私はこれをいちばん大きな弱点と見ています。

2. 打感・打音が期待と違うという声

Golf Monthly は「やや硬く鈍い」、SELECT ではゴルフ・ドゥの口コミに「思ったより硬さを感じた」、my caddie に「打感がとても硬い」。
一方でスポナビは「柔らかく食いつく」と書いています。ここまで評価が割れると、打感を理由に買うなら自分で打って確かめるしかありません。

3. SELECT は芯を外すと厳しく、ロフトは9度だけ

SELECT の実測の慣性モーメントは4,664g・cm²で標準並み。Golf Monthly はヒール側のミスに弱いと指摘し、複数の試打者がヘッドスピード43m/s以上を目安にしています。
日本仕様のロフトは9度のみです。背伸びして選ぶモデルではありません。

ミズノ JPX ONE ドライバー を買える店

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それでも評価できる点

構えやすさの評価は高く、my caddie の項目別で4.9、GDO カタログのユーザー評価は4.2点です。ONE の慣性モーメントは標準より大きく、つかまりも良いという試打(スポナビ)もあります。
スピンが多めという弱点も、もともとスピンの少ない人にとっては球を支える方向に働きます。
スピンが少なめの人やヘッドスピードが速くない人が、見た目の良いヘッドで楽に飛ばす使い方なら、値段に見合うと私は考えます。

前作・ライバルとの数字の差

この表は横にスクロールできます右へスライド →
項目前作 ST-MAX 230JPX ONE
長さ45.75インチ45.5インチ
総重量(S)約299g約310g
カーボン(公式表記)クラウン・ソールクラウン
価格(税込)81,400円92,400円

出典:ミズノ公式の製品ページ(JPX ONE・ST-MAX 230)。

JPX ONE と SELECT、どんな人に合う?

メーカーは対象ヘッドスピードを明示していません。目安にしたいのは松尾好員氏の見立てです。
ONE はスピン2,000rpm前後の人・パワーに自信のない人に、SELECT はヘッドスピード48m/s程度で自分で球を上げられる人に向くとしています。
SELECT のほうが上級者向けに見えて気になる人もいるはずですが、この条件に届かないなら ONE を選ぶほうが結果は安定しやすい、というのが私の考えです。
つかまりでスライスを直したい人には、PING G440 や キャロウェイ QUANTUM MAX D のようなドロー寄りのモデルという選び方もあります。

JPX ONE を15球打った日のこと

打音は高めの乾いた音で、球はフェースに乗る感じでした。打感の評価が割れる点は、私の15球では「硬い」とも「柔らかい」とも言い切れませんでした。

スピンは2,700回転(画面)で、QUANTUM より約300回転多く、キャリーは245ヤードで6ヤード短くなりました。
この記事の「スピンが多く、伸びきらない」は、私の15球でも当てはまりました。
初速67.2m/sをヘッドスピード46m/sで割った(計算した)ミート率は1.46で、QUANTUM の1.48より少し低めです。

良かったのは、球が高く出て、落ちてから止まりやすかったことです。困ったのは、15球のうち2球が左右に15ヤード以上外れたことで、構えを整えて対処しました。

迷ったのは飛距離と打感で、決め手は国産ヘッドの打感を確かめたかったことです。もう一度選ぶなら、打ってから決めます。打感を重視する人にすすめます。

この記事の書き手と出典

平均スコア72で年に150ラウンド回る筆者が、球具の資料を一つずつ読み比べました。

表の数字は、メーカーなどの公式の資料の数字を比べたものです。JPX ONE を打った15球の数字と感想は、冒頭の箱と「JPX ONE を15球打った日のこと」の節に書きました。更新日は2026年11月3日です。

よくある質問

JPX ONE と JPX ONE SELECT の違いは?

ONE は慣性モーメントが大きくやさしい設計、SELECT は標準並みで低スピン寄りです。SELECT の日本仕様はロフト9度のみで、試打者の多くがヘッドスピード43m/s以上を目安にしています。

NANOALLOY のフェースは何が違うのですか?

鍛造チタンのフェースの上に、衝撃を受けた瞬間に柔らかくなる樹脂素材を0.4mm重ねています。フェース全体をたわませてエネルギーのロスを減らす狙いだと、ミズノは説明しています。

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この記事の情報源

最終更新:2026年11月3日

スペックと価格は、メーカーの公式サイト・プレスリリースと各メディアが公表した値です(2026年9月14日確認)。これらは公表値です。筆者が打った・使った数字は、条件を添えて本文に書いています。

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