テーラーメイド Qi4D ドライバーQi4D・MAX・LS・MAX LITE の4機種の選び方
更新:2026年11月3日広告を含みます
Qi4D は4機種あって、名前を見てもどれが自分向きか分からない。体積460cc、長さ45.5インチ、価格107,800円は4機種とも同じで、違いは主にウェイトの数と位置です。
迷ったら MAX(後ろに13g)から試すのが外しにくく、スピンが多いなら LS、軽く振りたいなら MAX LITE です。
いまのドライバーで10球だけミスの向きを数えてから選べば、買ってから「合わなかった」と気づく失敗を避けられます。
ヘッド単体の重さは公表されていません。クラブ重量からシャフトとグリップを引くと、4機種とも約200gです(筆者の計算)。
試打室で打ってみて:Qi4D の標準(9度)を、2026年10月の平日の昼、地元のインドアゴルフの TrackMan で10球打ちました。ヘッドスピードは46m/s、ボールは Z-STAR、マットの上で室温は22℃です。
キャリー248ヤード・スピン2,650回転で、左右の散らばりは±15ヤードでした。打った QUANTUM(キャリー251ヤード)より3ヤード短い結果です。MAX・LS・MAX LITE は店の展示棚で構えただけで、打っていません。
商品画像:楽天市場(広告)。画像を押すと楽天市場の販売ページに移ります。価格や在庫は販売ページで確認してください。
この記事の内容
結論:私ならこう選ぶ
迷ったら Qi4D MAX。後ろに13gのウェイトがあり、曲がりにくさ重視です。
細かく調整したいなら Qi4D(ウェイト4個)、スピンを減らしたいなら LS(前に15g)、軽く振りたいなら MAX LITE(標準で275g)。
LS は9月の時点で「SELECTFIT STORE 限定」の表示でしたが、10月13日に見た公式の製品ページにはその表示がありません。
標準の Qi4D を10球打った日のこと
良かったのは、10球のうち8球が左右に散らずにまとまったことです。困ったのは、打った瞬間の高い音が好みに合わなかったことで、そのぶん QUANTUM に戻しました。
迷ったのは標準と MAX で、まず標準を打って曲がり幅を見ることにしました。定価は店の値札で確かめました。
打ったのは標準だけなので、この記事の「ウェイトの前後で選ぶ」「迷ったら MAX」は、標準を打った感触と公式の数字からの推測です。もう一度選ぶなら、標準をもう一度打って、ウェイトの前後を比べます。
ドライバー:Qi4D の4機種はウェイトで分かれる
4機種とも2026年1月29日発売、107,800円、460cc、45.5インチ、ロフトスリーブ±2度です。
| モデル | 完成品のロフト | ウェイト(動かせるもの) | 標準の重さ | 弾道の傾向(公式の比較表) |
|---|---|---|---|---|
| 9 / 10.5度 | 4個(前 4g×2、後 9g×2) | 308g | 中スピン・つかまり中 | |
| 9 / 10.5度 | 2個(前 4g、後 13g) | 306g | 中スピン・つかまり高 | |
| Qi4D LS | 9 / 10.5度 | 2個(前 15g、後 4g) | 310g | 低スピン・つかまり低 |
| 10.5度 | 1個(前 4g) | 275g | 中高スピン・つかまり高 |
見分け方は、重いウェイトが前にあるか後ろにあるかです。LS は前に15g、MAX は後ろに13g。重さが前にあるほどスピンが減って低く強い球に、後ろにあるほど打点がずれても曲がりにくくなります。
MAX と MAX LITE は、フレームをチタンから鍛造アルミに変えています。テーラーメイドは同社初の「脱チタン」ドライバーと説明しています。
注意点が2つあります。LS は、9月13日に確認したときは公式サイトに「SELECTFIT STORE 限定」と表示されていました。10月13日に見た製品ページにはこの表示が無く、公式オンラインストアで選べる状態です。店頭に置いているかは店ごとに違います。また、慣性モーメント(ヘッドのブレにくさの数値)は4機種とも公表されていません。Qi4D の詳しいページもあります。
Qi4D のヘッド重量は公表なし。引き算すると4機種とも約200g
先に答えます。テーラーメイドは、Qi4D のヘッド単体の重さを公表していません。公式の製品ページに載っているのは、クラブ全体の重さ、シャフトの重さ、グリップの重さの3つです(2026年10月13日確認)。
そこで引き算をしました。クラブ全体からシャフトとグリップを引いた残りが、ヘッドの側の重さです。
| モデル(シャフト) | クラブ重量 | シャフト | グリップ | 残り(ヘッドの側) |
|---|---|---|---|---|
| Qi4D(REAX 60 MR・S) | 308g | 60.5g | 47.5g | 約200g |
| Qi4D MAX(REAX 50 MR・S) | 306g | 56g | 47.5g | 約203g |
| Qi4D LS(REAX 60 LR・S) | 310g | 62.5g | 47.5g | 約200g |
| Qi4D MAX LITE(REAX 40 MR・SR) | 275g | 44g | 33.5g | 約198g |
4機種とも、ヘッドの側は200g前後。ほとんど同じです。
MAX LITE は Qi4D より33g軽い。そのうち約30gは、シャフト(60.5g → 44g)とグリップ(47.5g → 33.5g)の分でした。「軽いドライバー」の正体は、軽いシャフトと軽いグリップです。軽いヘッドを期待して MAX LITE を選ぶと、当てが外れます。
だから私は、ヘッドの重さではなくクラブ全体の重さで4機種を比べます。同じ機種でも、シャフトを替えるとこれだけ動くので。
- Qi4D:308g(REAX 60 MR・S)/304g(REAX 50 MR・S)/301g(同 SR)/302g(REAX 50 HR・S)/298g(同 SR)
- Qi4D MAX:306g・302g・300g(REAX 50 MR の S・SR・R)/304g・300g・298g(REAX 50 HR の S・SR・R)
- Qi4D LS:310g(REAX 60 LR・S)/309g(REAX 60 MR・S)
- Qi4D MAX LITE:275g(REAX 40 MR・SR)/274g(同 R)
MR・HR・LR は REAX シャフトの3つの型(Mid・High・Low Rotation)です。Qi4D だけで、いちばん重い組み合わせと軽い組み合わせの差は10g。ヘッドの重さを気にするより、シャフトの選び方のほうが総重量に効きます。
ヘッドに付いている動かせるウェイトの合計は、Qi4D が26g(9g×2+4g×2)、LS が19g(15g+4g)、MAX が17g(13g+4g)、MAX LITE が4gです。別売りのウェイトに替えれば、ヘッドの側の重さはここから動きます。
10球のミスの向きで、Qi4D の4機種を絞る
練習場で今のドライバーを10球打ち、「右に曲がる」「左に曲がる」「高く上がって前に進まない」のどれが多いかを数えます。お金はかかりません。
数えたミスを、次の表で機種に当てはめてください。
| いまのドライバーで数えたミス | 近い機種 | 選ぶ理由(作りと公式の説明) |
|---|---|---|
| 球が吹け上がって、前に進まない | Qi4D LS | 前に15g。公式はシリーズで最も低スピンと説明 |
| 芯を外すと左右に曲がる | Qi4D MAX | 後ろに13g。公式は高MOI設計(芯を外してもヘッドがぶれにくい)と説明 |
| 右へのミスが多い、振る力に不安がある | Qi4D MAX LITE | 標準で約275g。ドローバイアス(つかまりやすい)設計 |
| どれも中くらいで、自分で詰めたい | Qi4D(ノーマル) | ウェイトが4個(前トウ・ヒール4g×2、後9g×2)で、球筋を細かく動かせる |
4機種の価格は同じ107,800円なので、迷ったときに値段で選ぶ理由はありません。
選ぶ軸は、ミスの向きと、振って最後まで振り切れるクラブ全体の重さです。
重いウェイトが前か後ろかで選ぶ
4機種とも460cc・45.5インチ・107,800円で、ここに差はありません。私が作りを見て最初に比べるのは、重いウェイトがどこにあるかです。前にある LS は低スピンで操作向き、後ろにある MAX は曲がりにくさ寄りで、Qi4D はその中間を4つのウェイトで自分で詰めるモデル。振る力に不安があるなら、クラブ自体を約275gまで軽くした MAX LITE から見てください。
Qi4D(ノーマル)
ウェイトを自分で詰めたい人向け
- 4つのウェイトで球筋を自分で細かく詰めたい人
- スピンもつかまりも「中くらい」から調整を始めたい人(公式サイトの傾向表で中スピン・つかまり中)
- ヘッドスピード45m/s前後の人(みんなのゴルフダイジェスト 松尾好員氏の見立て)
Qi4D MAX
向いている人
- 芯を外したときのブレにくさと直進性を重視する人(公式は「高MOI設計」=慣性モーメントが大きく、芯を外してもヘッドがぶれにくい)
- 後ろの重さを活かして球を上げたい人
- MAX 系でもウェイトで調整したい人(MAX 系で初搭載)
Qi4D LS
向いている人
- スピンが多すぎて球が吹き上がる人(公式はシリーズで最も低スピンと説明)
- 伝統的なツアー形状で球を操りたい人
- ヘッドスピード45m/s以上の人(GDO 新製品レポートの評価)
Qi4D MAX LITE
振る力に不安がある人向け
- 軽いクラブで楽に振って飛ばしたい人(シリーズ最軽量)
- 右へのミスが多く、つかまる球が欲しい人
- ヘッドスピード40m/s未満の人(松尾好員氏の見立て)
新しい作りと、メーカーが説明する効果
フェースロールデザイン+60層カーボンツイストフェース
作り:フェースを縦方向に少し丸くした新しい形(ロール)と、60層に重ねたカーボンのフェース。
メーカーの説明:フェースの上下に当たったときのスピン量(ボールの回転数)のばらつきを抑え、弾道が安定する。トウの上側・ヒールの下側に当たったときの弾道を整え、左右の方向のばらつきを減らす、とメーカーは説明しています(効果の数値は非公表)。
大きくなった貫通型スピードポケット
作り:ソールの前側に空けた溝(スピードポケット)を、前作より大きくした新設計。
メーカーの説明:フェースの下側に当たっても、ボール初速(打ち出された瞬間の球の速さ)を保ちながら余分なバックスピンを抑え、芯の広さ(スイートエリア)を広げる、というのが公式の説明です。
7075鍛造アルミのフレーム(MAX・MAX LITE)と、全モデルの可動式TASウェイト
作り:MAX と MAX LITE は本体の骨組みをチタンから軽いアルミに変更(MAX LITE は同社初の「脱チタン」)。浮いた重さで、4機種すべてに付け外しできるウェイトを付けた。
メーカーの説明:MAX・MAX LITE にウェイト調整が付いたのは同社の MAX 系で初めて。別売りのウェイトと組み合わせて、全モデルで弾道の高さやスピン量を細かく調整できる、と説明しています。
REAX(リアックス)シャフト
作り:20年分・1,100万件以上のドライバーショットのデータから、スイング中のフェースの開閉の量で3タイプ(HR・MR・LR)に分け、それぞれに合わせて三菱ケミカルと作ったシャフト。
メーカーの説明:自分のタイプに合うシャフトを使うことで、ミート率(芯に当たる度合い)・ボール初速・再現性が上がり、ヘッドスピードと飛距離の向上につながる、としています。
型落ちを買う前に:前のモデルとの違い
| 現行 | 前のモデル | 数字で分かる違い |
|---|---|---|
| Qi4D | Qi35(2025年2月) | 価格 99,000円 → 107,800円。ウェイト 2個 → 4個 |
| Qi4D MAX | Qi35 MAX(2025年2月) | 後ろの固定ウェイト34g → 動かせるウェイト2個(13g+4g)。フレームはチタン → アルミ |
| Qi4D LS | Qi35 LS(2025年2月) | ウェイト 3個 → 2個(前 15g、後 4g) |
前作の Qi35 MAX は、慣性モーメント10,000g・cm²を公表していました。Qi4D MAX は数値を出していません。前のモデルのほうが数字で比べやすかった、ということになります。型落ちの Qi35 を中古で探す場合、初心者向けドライバーの記事も参考にしてください。
黒い限定仕上げ「Shadowfall」は11,000円高い。スペック表の数字は同じ
公式ストアに、Qi4D Shadowfall(シャドーフォール)というモデルが載っています。「SELECTFIT STORE +PLUS 限定」の表示で、118,800円(税込)。通常の Qi4D より11,000円高い設定です(2026年10月13日確認)。
ヘッドは Qi4D・Qi4D MAX・Qi4D LS の3種類から選びます。公式は、光沢のある黒(ハイ・グロスブラック)で仕上げたと説明しています。
スペック表を通常モデルと並べました。ウェイト(Qi4D は9g×2+4g×2、MAX は13g+4g、LS は15g+4g)、体積460cc、ライ角、クラブ重量(Qi4D 304g・MAX 306g・LS 309g)。どれも、同じシャフトを付けた通常モデルと同じ数字です。選べるのはロフト9度と10.5度、シャフトは REAX の MR50 か MR60 の S だけでした。
11,000円は、見た目の代金です。飛びや曲がりにくさを数字で買うなら、通常モデルで足ります。黒いヘッドに惹かれて、S のシャフトが合う人だけが選べばいい。発売日は公式の製品ページに書かれていないので、ここには載せていません。
よくある質問
Qi4D ドライバーのヘッド重量は何グラムですか?
テーラーメイドはヘッド単体の重量を公表していません。公式の製品ページにあるクラブ重量からシャフトとグリップの重さを引くと、Qi4D は約200g、MAX は約203g、LS は約200g、MAX LITE は約198gです(筆者の計算。スリーブとウェイトを含み、シャフトはカット前の重さで引いています)。
Qi4D ドライバーの4機種はどう違いますか?
体積460cc・長さ45.5インチ・価格107,800円は同じで、ウェイトの数と位置が違います。Qi4D はウェイト4個で調整の幅が広い標準モデル、MAX は後ろに13gで曲がりにくさ重視、LS は前に15gで低スピン、MAX LITE は標準275gの軽量モデルです。
Qi4D LS はどこで買えますか?
2026年10月13日に見たテーラーメイド公式の製品ページでは、公式オンラインストアで選べる状態でした。9月13日に確認したときは「SELECTFIT STORE 限定」と表示されていたので、店頭の扱いは店ごとに確かめてください。
Qi4D MAX と LS、どちらが飛びますか?
人によって逆になります。スピンが多くて球が吹け上がる人は、前に15gを置いた LS のほうが低く強い球になり、距離が出やすい側です。芯を外して曲がる人は、後ろに13gを置いた MAX のほうが曲がりが減り、平均の距離が伸びやすくなります。迷ったら MAX から試してください。
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更新履歴
この記事の情報源
- テーラーメイド公式:Qi4D ドライバー 製品ページ(クラブ重量・シャフト・グリップ・ウェイト、2026年10月13日確認)
- テーラーメイド公式:Qi4D MAX ドライバー 製品ページ
- テーラーメイド公式:Qi4D LS ドライバー 製品ページ
- テーラーメイド公式:Qi4D MAX LITE ドライバー 製品ページ
- テーラーメイド公式:Qi4D Shadowfall ドライバー 製品ページ(価格・スペック)
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- Qi4D ドライバー 4モデル(2026年1月9日)
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- Qi35 ドライバー(前作、2025年1月8日)
このページの書き手と作り方
平均スコア72で年に150ラウンド回る筆者が、球具の資料を一つずつ読み比べました。
このページは、メーカーなどの公式の数字を並べた一覧に、Qi4D の標準を試打室で10球打った数字を足したものです。MAX・LS・MAX LITE は打っていません。数字の出どころはページ末尾の出典に書きました。値段と在庫は、買う前に各店のページで確かめてください。